私にとって新宅工業は、2年間猛アプローチを続けた思い入れのある会社です。前職は電気関連で当社の協力会社でもあったため、新宅工業の社員と出張にも出かけていました。入社を夢見るようになった一番の理由は、仕事のおもしろさ。ボトリングシステムをフルラインで提供するという機械の多様さとそれらの膨大なノウハウに技術者として惹かれたのです。さらに、社員みんなで知恵を出し合い一つの機械を作り上げる雰囲気が好きで、自分もその輪の中に入りたいと思いました。20代の若手でしかも協力会社の社員だった私の意見にも耳を傾け、いいアイデアなら採用する。そんな誠実で風通しの良い企業風土を間の当たりにし、この会社にいればもっと成長できるという確信もありました。
入社後は技術部で電気制御の設計を担当。当時は社員数も少なく、ほぼ一人で業務を担っており、私のできることが増えれば、会社としてできることも増えるという状況。当社が掲げる行動指針「自分の価値を磨き、役に立つ人となる」を実感する日々でした。
そんな私に製造部の責任者としての辞令が下りたのは8年ほど前。会社員として働く以上、昇進は目標の一つでしたが、畑違いの部署への異動には正直戸惑いました。担当領域が違うとまず言葉がわからない。何をするにも人に頼るしかないため、どうすれば動いてもらえるかを考えたことで、結果的にマネジメントの基本を学ぶことができました。人のありがたさを実感し、自分の我の強さを改めるきかっけにもなったこの経験は、既成概念にとらわれず成長のチャンスを与えてくれる当社ならでは。私のターニングポイントだったと思っています。
当社は食品のボトリングシステムを主軸としていますが、蓄積してきたノウハウを活用すれば進出できる業界はまだまだあります。さらに、ものづくりの中でも自分たちのアイデアや頑張りが自社の業績に直結するメーカーの仕事は、やりがいの大きな業種。ものを作ることが好き、自分で考えて仕事がしたいという人にはおもしろみがあるはずです。ぜひ一緒に楽しみましょう。
各部署の部長と担当者が集まる工程会議にて製造スケジュールや問題点を確認し共有を行います。
組み立てや出張の予定に合わせてシフト表を作成。完成品を客先へ搬入するためのスタッフやトラックの準備も行います。
電気技術者としてメンテナンスの出張に出ることも。製造部長でも時には一人のサービスマンになる所が当社のおもしろさ。
時間があるときはコントロールパネルや制御盤の組み立てをします。無心で手を動かしていると心が癒やされます。